私たちの体内で24時間休みなく働き、1日に140リットルもの血液を濾過してきれいにし、体内へと送り出してくれている「腎臓」。
腎臓の働きはこれだけではなく、実は私たちの体内の骨をつくるために必要なホルモンもつくっています。そのため腎臓を元気な状態にしてあげることで、より施術効果を高めることができるのです。
では一体、どのようにしたら良いのでしょうか。腎臓をきれいにデトックス(解毒)して元気な状態を保つための食べ方をお話したいと思います。
腎臓をきれいにデトックスして元気にする効果的な食べ物として、「小豆」が挙げられます。
小豆は食物繊維が豊富な上、腎機能を回復させるのにとても効果的な食べ物です。普段の食事で摂り過ぎてしまった塩分を体外へ出したり、腸内をきれいにして老廃物を外へ出す効果もあります。
インターネットなどで調べると、小豆はたんぱく質が豊富なことやカリウムが多いことから、腎臓に病気を持つ人は控えてくださいと記載されていることがよくあります。しかし、糖尿病や腎臓に病気を抱えていない人にとっては、むしろ腎臓の機能を元気にするために積極的に摂って欲しい食べ物の一つなのです。お酒を飲み過ぎてしまった後の二日酔いも、小豆を食べることによって腎臓の負担が軽減し、予防することができるのです。
さらに、小豆には植物性たんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質には動物性たんぱく質(肉、魚、卵、乳製品など)と植物性たんぱく質(穀類、豆類、野菜、果物など)の二種類がありますが、小豆に含まれる植物性たんぱく質は体内に摂り入れた時に内臓に負担をかけることなく体内の重要な栄養源としてスムーズに吸収されていきます。
このようなメリットが沢山ある小豆を食べることにより、腎臓をきれいに浄化して元どおりの元気な腎臓に戻すことができるのです。
小豆と聞くと、「煮るのが大変!」という面倒臭さが先に出てきてしまうかもしれませんが、心配不要です。
現在はネット通販でもスーパーでも、小豆の水煮(砂糖の入っていないもの)が販売されています。これをまとめて購入し、ストックしておくのがオススメです。
そこで一番オススメの食べ方は、小豆とかぼちゃのいとこ煮です。かぼちゃを食べやすい大きさに切ってレンジでラップをして柔らかくしたところに、小豆の水煮と好みで塩とハチミツ(黒砂糖でも)を混ぜます。夏場は冷蔵庫に作り置きしておけば、小腹が空いた時の美味しいスイーツになります。
また、市販のプリンを食べる時、上に小豆をのせて食べれば和風のヘルシースイーツになりますし、ミネストローネのスープの中に小豆の水煮を入れて煮込んでも美味しいです。
時間がある時には、いつものご飯(白飯)に小豆を入れて小豆の炊き込みご飯にしても。分量の目安は米2カップに対し、小豆の水煮1/3カップと水を足して炊飯器の2カップ分の米の目盛りまで水を入れて炊くだけです。お赤飯より手軽で、いつもとちょっと香りの異なる新鮮なご飯に変身します。
けれど、小豆が嫌いでなかなか食べられないという方もいらっしゃると思いますので、最後に腎臓に良い食べ物をご紹介したいと思います。
普段の食事に、とうもろこしやキャベツ、しょうが、なす、とうがん、アスパラガスをメニューに取り入れていただくと、腎臓をいたわることができます。
果物は、すいかやぶどうがオススメです。また、普段の食事で腎臓への負担を軽減するために心がけておきたいポイントがあります。
それは、なるべく加工食品(ハム、ベーコン、ソーセージ、サラミなど)を控えることと、お肉の中でも豚肉や鶏肉より牛肉を中心にしていただくと、より腎臓に優しい食べ方ができます。
そして、体を動かして汗をかく習慣、体を温めるということを意識していただくと、さらに効果的だと思います。
エミタス整体健康アドバイザー
料理研究家 田中嶋 典子 著
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