私たちの体には、絶対に欠かせない栄養素が5つあります。
それは「炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル」です。炭水化物は主にご飯や麺、パン。たんぱく質は肉や魚や卵、乳製品。脂質は炒め物や揚げ物などから摂取する油分のことです。
そしてビタミンとミネラルは、野菜や果物、海藻類から摂ることができます。これら5つの栄養素は、私たちが毎日元気に体を動かすために必要なエネルギー源です。私たちの体内ではつくることができないため、いろいろな種類の食べ物を食べて、これらの栄養素を摂り入れる必要があります。
しかし現代の私たちの体内には、ある異変が起きているのす。それは毎日バランスのよい食事を食べていても、病気にかかりやすい体になっているということです。
理由は、私たちの食事の多くを占めるものが加工食品だからです。例えば、冷凍の唐揚げやチャーハン、餃子、市販のお湯を注ぐだけのカップスープなどです。
これらの加工食品は便利で色々な食材も含まれているため、一見栄養バランスが取れているように思えますが、実はそうではありません。
理由は、冷凍食品や乾燥されたカップスープなどは、殺菌処理や腐敗防止、保存性を高めるなどの衛生面上、薬品処理や加工処理をしているため、食材そのものの栄養素はほとんど抜け落ちてしまっているのです。
そのためこれらの色々な種類の加工食品を食べたとしても、私たちの体内に摂り入れられる栄養素はほとんどありません。
そしてこのような食事を続けていると、体内に必要な栄養素がどんどん不足していくため、体が疲れやすくなったり、内臓の働きが鈍くなって病気にかかりやすくなってしまうのです。
ではいったい、どうしたら私たちの体にきちんと栄養素を摂り入れることができるのでしょうか。ポイントは、なるべく冷凍食品や加工食品を控え、煮物や野菜のお浸し、焼き魚などの献立を取り入れるようにすることです。
けれど仕事があって毎日忙しい中で、冷凍食品や加工食品に頼らない生活というのは難しいですよね。毎日の献立も予定が立たなくなってしまいます。
そこで、毎日の食事をこのような冷凍食品や加工食品に頼りながら、あるものを一品加えるだけで栄養不足になりにくい食事の食べ方をご紹介したいと思います。
その一品とは、生野菜サラダです。
生野菜サラダには「酵素」と呼ばれる私たちが生きるために欠かせない栄養素がたくさん含まれています。
先に述べた5つの栄養素の中には含まれていませんが、近年栄養素に対する考え方が見直されてきて、酵素は現在最も注目されている栄養素の一つです。
この酵素を毎日体に摂り入れるために、一日一品の生野菜サラダを献立に取り入れることをおすすめします。
例えば、きゅうりとトマトとレタス、きゅうりとオクラと納豆、トマトと玉ねぎとパプリカ、レタスとミョウガときゅうりなどの組み合わせがおすすめです。きゅうりや玉ねぎ、パプリカ、ミョウガなどは薄切りにして、お好みのドレッシングをかけると美味しく食べられると思います。
いつもの食事に一日一品!ぜひ、毎日の献立に取り入れてみてくださいね。
エミタス整体健康アドバイザー
料理研究家 田中嶋 典子
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東京外反母趾センターでございます。